サスペンションの調整と交換

フロントサスペンションサスペンションとはバイクの車体を支えるパーツで、日本語で懸架装置と呼びます。その役割としては、バイクの荷重を支え路面の凹凸を吸収し、同時に路面追従性を高め乗り心地と安全性を高めます。例えばサスペンションが無い状態で走行をすると路面からポンポン跳ね上げてしまうので大変危険ですし、タイヤから路面のグリップ力が伝わらなくなってしまいます。
加減速時の車体の動きをコントロールすることで運動機能を引き出す役割も持っています。

基本的にサスペンションは調整の必要がありませんが、国内メーカーは出荷時の初期設定を体重65~75キロに設定してあります。極端に体重が軽かったりする場合はギャップを超える時に大きな衝撃を受ける恐れがあり、重かったりする場合は底付きしてしまう恐れがあるので、その場合はプリロードを調整する必要があります。スポーツバイクに乗っているライダーはサスペンションの変化を楽しむために調整をしてみるのもいいでしょう。サスペンション講習会や専門店で勉強をしながら自分に合う調整法を見つけるのもバイクの楽しみですね。

バイクに乗り続けていると消耗品であるサスペンションの性能が低下してしまうので、新品に交換をする必要があります。純正品に交換するのが一般的ですが、社外品に交換することでより衝撃を吸収し、路面情報を高めることが可能になるので、サスペンションの役割向上が期待でき、交換用パーツとして定番のオーリンズに交換をすると純正より細かな設定ができるようになります。
社外品に交換する注意点として、中古品では性能が低下しているものが多いので、新品の交換をお勧めします。サスペンションはバイクの安全に関わる重要なパーツなので、一度専門的なショップに相談しながら知識を学びましょう。