アイドリングが不安定なときの原因と調整方法

タコメーター普段は問題なく乗れていても、気候や状況によって、急にアイドリングが不安定になることがありますよね。例えば、信号待ちの間や交差点で一時停止した際など、悪化すると走行中にエンジンが止まってしまう恐れもあります。原因としては、エンジン内部の汚れやプラグの劣化、その他マニーホールド及び電装系部品の故障なども挙げられますが、これらは、自分では判断が難しくバイクの専門店に見てもらわなければ分からない事がほとんどです。まずは、自分でどのような対処ができるのか知っておきましょう。

自分でできるアイドリングの調整方法として、キャブレターの調整があります。アイドリングの回転数はバイクの機種によって違いますが、どのバイクもエンジンの振動や走行時の振動などによってキャブレターのスクリューにずれが生じます。キャブレターは、空気とガソリンの割合を調整する役割を持ちますが、これの割合が濃すぎたり薄すぎたりすると、アイドリング回転数が不安定になるのです。機種によりますが、このスクリューは日常的にチェックできる場所にあるので、メーターやエンジンの具合を見ながら調整することで、アイドリングの不調が改善する可能性があります。

ガソリンタンクまた、キャブレター内部に汚れや詰まりがあると、同様に割合が崩れアイドリングの不調が起こる原因になるので、スクリューの調整で改善しない場合は、簡単に吹き込むタイプのクリーナーを使ってみるのもいいかもしれません。キャブレターの他にも、ガソリンタンクの汚れなど、市販のクリーナーで対応できる部分が原因となっている場合もあるので、まずは、日々の点検と定期的なお手入れでバイクの状態を確認する事が大切かもしれませんね。アイドリングが不安定な状態が続くと危険なので、改善が見られない場合はバイクの専門店で点検してもらい、安全な走行を楽しみましょう。

バイクで走行する前にしておきたいチェーンの調整と清掃

カバーイクで安全に走行するためには必ずチェーンの調整と清掃をしましょう!
チェーンを調整する時に重要なのが、しっかりと伸ばした状態にせずに適度にたわみを持たせる事が重要です。たわみが必要な理由はサスペンションが上下した際にチェーンのズレが生じてしまうため、たわみを持たす事でこのズレを吸収する事ができます。しかし、バイクで走行を続けているとチェーンのたわみは増えていきます。チェーンのたわみが増えてきた場合にはチェーンアジャスターを調整し、チェーンに張りをもたせましょう。
基本的に均等に調整する方法で問題ありませんが、たわみが強い場合には張りをもたせる事も重要になります。チェーンの状況を見て適度な調整をしましょう。

チェーンの清掃を怠るとチェーンの寿命を下げる他、走行中の事故に繋がる危険もあります。チェーンの清掃に必要な道具はチェーンクリーナーとチェーンオイルの2つです。まず水でチェーンの汚れを落としましょう。この時タイヤを動かしてチェーンを動かし全体の汚れを取ります。水で汚れを落とした後は、チェーンクリーナーを全体に吹き付けていきましょう。

次にブラシなどを使用し固まったオイルの汚れなどを落とします。汚れを落とした後はしっかりとチェーンの水気を取り除き、最後にチェーンオイルを注油しましょう。この時、チェーン全体に吹きかけるのではなく、プレート部分を中心に吹きかける事で、効果的にチェーン全体にオイルをなじませる事ができます。